ダークレディと呼ばれて
二十世紀の生命科学の世界における最高の発見のひとつがDNA二重らせん構造の解明です。その功績により、ワトソン、クリック、ウィルキンズが62年にノーベル賞を受賞しています。本書は、その解明に決定的な役割を果たしたデータをつかんでいながら、58年に......続きを読む
【本】日本奥地紀行/イザベラ・バード
日本奥地紀行 イザベラ・バード 平凡社 外国人が日本を旅して記した本は色々とあるわけだが、開国間もない明治時代の日本の見聞録、行き先は江戸発~東北~北海道、しかも主人公は女性という珍しいと云うかほとん......続きを読む
グアテマラの弟
「わたしのマトカ」に続く、片桐はいりさんの旅エッセイ本第2弾。 今回は弟さんの住むグアマテラへの旅の様子と、 はいりさんの家族の話が中心に書かれている。 グアテマラでスペイン語学校を営む弟さんとその家族のこと、 ラテンの人々のおおらか......続きを読む
「楽園 下」 宮部みゆき
いろいろ思うところもありますが、ラスト、バスの中で読んでいて、不覚にも泣いちゃったって事実は変えられるもんじゃありません。少年の目には何が見えていたのか。少女の死は何を残したのか。少女殺害事件の関係者たちに話を聞くうちに、滋子は少女の背......続きを読む
「楽園 上」 宮部みゆき
小説としての「模倣犯」は完結していますが、関わった人達にとっては、そんな簡単に終わるものであるはずもなく。「楽園」は過去の事件に囚われた前畑滋子の、「模倣犯」との決別の物語なのか。「模倣犯」9年――前畑滋子再び事件の渦中に!自宅の床下で1......続きを読む
獣の奏者
決して人に慣れることのない猛獣と少女の物語。 まず、圧倒されるのがこの物語の核となる架空の獣、 「闘蛇」と「王獣」の生態描写。 まるで、この生き物が世界のどこかに存在するのではないかと思うくらい、リアルに読み手に伝わってくる。 「闘蛇......続きを読む
「挑発者」 東直己
近いうちに、畝原さんとススキノ探偵シリーズの〈俺〉の共演が見られるんでしょうか?……無二の親友になるか、生涯の敵になるか、二つに一つだったりして(笑)現代のエスパーを自称する男の欲望。華やかなクラブ・キャストたちの闇の顔。その狂気が生み出す......続きを読む
「鐵のある風景 日本刀をいつくしむ男たち」森雅裕
日本刀の魅力が山と詰まった1冊……とも言えますが、それ以上に、森さんの魅力がこれでもかと詰まってるような気がしないでもない。刀剣の美、刀剣を造る“人”の魅力。人の心を捉えてやまない鉄の強靱な輝き。「小説界の職人」が、現代の刀剣職人との深い交......続きを読む
「安徳天皇漂海記」 宇月原晴明
慣れし故郷を放たれて夢に楽土求めたり「流浪の民」が頭を過ぎる。それは、夢と現が交じり合う、神代の時代から続く物語。ジパングの若き詩人王は詠い、巡遣使マルコ・ポーロは追う。神器に封じられた幼き帝を壇ノ浦から鎌倉、元、滅びゆく南宋の地へ。海......続きを読む
「刀語 第八話 微刀・釵」 西尾維新
前回がアレだっただけに、今回はわりかし安心して読めました。まあ、悲惨なことがなかった代わりに、衝撃的な事実は判明したわけですが。「存在そのものが居ながらにして1本の日本刀--それがこのおれ、鑢七花だ」姉・七実との死闘を経て、名実共に日本最強......続きを読む
「刀語 第七話 悪刀・鐚」 西尾維新
悪刀は、あらゆる意味で「悪」でした。悲惨だし、非道だし、悪辣だし、悪逆だし、傲慢だし。なおかつ、悲嘆。これを「悪」と言わずして何と言う。「おれはとがめのために戦うって決めたんだ。それがおれのためでもある」奇策士とがめと旅を続ける無刀の剣......続きを読む
【本】邪魅の雫/京極夏彦
邪魅の雫 京極夏彦 講談社 「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」「絡新婦の理」と京極夏彦は何気に読んでいるが、これ全部、京極堂シリーズである。 見るだけで重そうな京極堂シリーズにもしばし......続きを読む
【本】北壁の死闘/ボブ・ラングレー
北壁の死闘 ボブ・ラングレー 東京創元社 山岳を舞台にした小説って色々読んだような気がするが、思いだそうとすると井上靖の名作「氷壁」しか思いつかないというのは如何なもんだろう。 小説じゃなくノンフィク......続きを読む
【本】田宮模型の仕事/田宮俊作
田宮模型の仕事 田宮俊作 文藝春秋 個人的には田宮模型と云えばウォーターライン・シリーズである。 子供の頃にはウォーターライン・シリーズの各種艦船を買って畳の上に並べ、連合艦隊モドキの妄想を繰り広げて......続きを読む
【本】天涯の砦/小川一水
天涯の砦 小川一水 早川書房 傑作中篇「ギャルナフカの迷宮」「漂った男」(「老ヴォールの惑星」収録)で私を激しく魅了した小川一水が、これ以上苛酷な環境はない宇宙でのサバイバルを描いたとなると読まずには......続きを読む
オーデュボンの祈り - 伊坂幸太郎
伊坂幸太郎のデビュー作品。 喋る案山子の優午、嘘つきの画家、ありえないくらい太っ......続きを読む
チルドレン
三連続ヒットってとこでしょうか。伊坂さんも3作品目ですが、今のところハズレはないです。 ただ、今回...続きを読む
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